【那須塩原】子どもの貧困対策の一環として、市は15日に開かれた定例記者会見で、これまで7月ごろに支給していた就学援助を受ける児童生徒向けの「新入学学用品費」を「新入学準備金」と改称し、入学前の3月に前倒しして支給することを明らかにした。経済的に困窮している世帯では立て替えること自体が困難な場合が多く、市は「十分な額とはいかないまでも、本来必要な時期に役立ててほしい」としている。

 新入学準備金の対象は、就学援助制度における準要保護認定基準に該当する世帯で、2018年度に市内の公立小中学校、義務教育学校に入学予定の児童生徒の保護者。市の場合は、世帯所得が生活保護基準額の1・3倍未満が該当する。

 受給予定者数と金額は、新小学1年生が約70人を想定し、1人当たり4万600円。新中学1年生は約100人、同4万7400円。年内に新小学生には全世帯に、新中学生には対象世帯に周知し、来年1月から受け付けを開始する。申請が間に合わなかった場合は、従来通り7月をめどに支給するという。