宇都宮市城山中1年生が7日、特産品の大谷石の加工を体験する授業を行い、生徒90人が表札作りに挑戦した。
授業は地域の魅力について学ぶ同校の「ふるさと学習」の一環。日本遺産認定の「大谷石文化」を学ぶため、大谷石の石工育成に取り組む「大谷アカデミー」が協力した。
この日の授業は、同アカデミーの大谷石彫刻家渡辺哲夫(わたなべてつお)さん(62)が講師。生徒は渡辺さんの指導を受けながら、のみとハンマーを使って縦15センチ、横30センチ、高さ5センチの大谷石に、漢字やローマ字など各自がデザインした名前を彫った。
1年の斎藤慶太(さいとうけいた)さん(13)は「自分の力で石が削れていくのが面白い。完成したら自分の部屋に飾りたい」と話していた。