森高さん「渡良瀬橋」の八雲神社、5年ぶり再建 火災で焼失、全国から支援金

 火災で本殿や拝殿が全焼した足利市緑町1丁目の八雲神社が再建され、焼失から5年となる9日、完成神事が行われた。同神社は歌手森高千里(もりたかちさと)さんのヒット曲「渡良瀬橋」に登場することで知られ、全国各地から再建に向けた支援金が寄せられていた。

 社殿には三重県の伊勢神宮から譲り受けた社(やしろ)を移築。桜木宏紀(さくらぎひろき)宮司(77)は「立派に完成することができた。人生最大の喜び」と話した。神事は10日も行われる。

 八雲神社は、869年に清和天皇が国家安泰を祈願した勅願所(ちょくがんしょ)と定めた歴史ある神社。1993年に森高さんの「渡良瀬橋」がヒットして以降、全国から参拝客が訪れていたが、2012年12月9日未明の火災で本殿や拝殿など計約120平方メートルを焼失した。

 13年2月には、社殿の再建を目指して地元の経済関係者らが復興再建委員会を組織。森高さん自身も、翌月に同市内で開かれたコンサート会場に募金箱を設置し、支援を呼び掛けた。全国から寄せられた寄付金は個人・団体計約1千件、約6千万円に上った。