中心部の高層マンション、売れ行き好調 竣工前に完売も 宇都宮

 宇都宮市中心部で建設が進む高層分譲マンションの売れ行きが好調だ。同市一番町の「サーパス一番町」は来年2月の竣工(しゅんこう)を前に、全69戸が既に完売した。来年中に完成する他の物件も盛況となっている。背景には、景気が上向く中での低金利政策に加え、住宅意識の変化や、中心市街地の利便性など複数の要素が絡んでいることがある。

 現在、高層マンションはサーパスの他、同市本町の「ノブレスタワー宇都宮本町ミッドパーク」、同市馬場通り3丁目の「宇都宮PEAKS(ピークス)」の3棟がJR宇都宮駅西エリアや県庁周辺で建設が進む。価格帯が低い物件では、2LDK60平方メートルが1戸2500万円前後で購入できる。

 サーパスの施主・穴吹工務店(高松市)を傘下に置く大京グループの担当者は購入者の特徴を「単身・ディンクス(子どものいない夫婦)が中心。資産性を評価したセカンド購入も多かった」と説明する。

 来年3月下旬に完成するノブレスタワーも11月末時点で、118戸のうち85戸と7割超が売約済み。県庁から徒歩3分の立地に、免震構造で全室南向きの希少性も人気の理由という。

 ピークスは北関東最高108メートルの超高層マンションで、来年9月末に竣工する予定。JR宇都宮駅と東武宇都宮駅の中間で、大通り沿いという好立地。分譲契約開始から2カ月の11月末時点で、237戸のうち150戸が契約に至った。

 1戸6400万円台(4LDK90平方メートル超)も扱うピークスの売り主、フージャースコーポレーション(東京都)の担当者は「反響が非常に大きい。宇都宮市内の富裕層がどっと押し寄せた印象」と明かす。