植物守る、落ち葉の「布団」作り 東大付属日光植物園 凍結、乾燥から守る伝統作業

植物守る、落ち葉の「布団」作り 東大付属日光植物園 凍結、乾燥から守る伝統作業

 【日光】今月から冬季休園に入った花石町の東京大付属日光植物園で、植物を寒さから守るため、落ち葉を敷き詰めて「布団」を作る作業が行われている。

 他寒冷地では雪が布団の役割を果たすが、同所周辺は積雪が少なく、厳寒で植物が凍結、乾燥するため古くからこの作業が行われている。落ち葉は通気、保湿性の面で最適だという。

 湿原や高山の植物200種類以上が植えられる園内各所計約3100平方メートルで作業が4日から始まり、職員たちは落ち葉を厚さ30センチほどに敷き詰めた。園内で集める落ち葉の総量は軽トラック約50台分に及ぶ。

 作業は上旬いっぱい続く。落ち葉が敷かれた様子は、来年3月下旬以降のミズバショウ特別公開時に見られる。その後、4月15日の開園までに取り除かれる。