県は6日、佐野市出身のシンガー・ソングライター河口恭吾(かわぐちきょうご)さん(44)に「とちぎ未来大使」を委嘱した。
河口さんは高校卒業後に歌手を目指し上京。2000年にCDデビューし、03年にリリースした「桜」がヒットした。全国のカフェでライブを行い、17年には上海でも公演した。県内では07年にさくら市の市歌を、11年には佐野松桜高の校歌をそれぞれ制作した。
福田富一(ふくだとみかず)知事から委嘱状を受け取った河口さんは「身が引き締まる思い。私自身がまだ知らない栃木の魅力を学び、伝えていきたい。音楽の力でお役に立ちたいし、先輩の未来大使と一緒にイベントもやりたい」と抱負を語った。
福田知事は河口さんに本県の魅力発信を求めるとともに、「全国を回る中で地方創生につながるヒントがあれば教えてほしい」と要請した。