【大田原】市内を拠点に活動する映画製作集団「大田原愚豚舎(ぐとんしゃ)」の新作長編「普通は走り出す」が完成し、都内のイベントで上映されている。撮影は市内を中心に行われ、本人役の津久井富雄(つくいとみお)市長や多数の地域住民が出演、地域色あふれる喜劇映画に仕上がった。
作品は、渡辺紘文(わたなべひろぶみ)監督(36)自身が主人公。スランプに陥った渡辺監督が、映画業界や社会への不満を口にしながら日々を送る。津久井市長に資金援助を依頼するもあえなく失敗するなど、ユーモアたっぷりに映画づくりの迷いや葛藤を描いた。