商人の心映して20年 宇都宮商議所会報の川柳欄

 【宇都宮】宇都宮商工会議所(関口快流(せきぐちかいりゅう)会頭)の会報「天地人」の文芸欄「商い川柳」が連載20年を越えた。毎号10句を掲載し、商売の喜怒哀楽を盛り込んだ内容から、時代の変遷が読み取れる。

 「商い川柳」は、歴史再発見事業の一つとして1996年10月号から始まった。題はなく商議所会員以外も応募できる。気軽に挑戦できるコーナーとして知られ、最近は50代~90代から毎月30~50句の投稿がある。

 選者は下野新聞文芸欄川柳選者として長年活躍した荒井宗明(あらいそうめい)さん(93)=鶴田町。「読者のオアシスを目指して句を選んできた。読んでニヤッと笑ってもらいたい」と話す。

 これまでの年間優秀作は、「一寸の虫を泣かせる五分の税」(1998年)、「栄転の話やっぱり四月馬鹿」(2005年)、「おたからのように端株を温める」(16年)など。575形式を踏まえ、17音で世相を現している。