「名門」佐野、初の合同チーム 全国高校ラグビー栃木県予選

 第97回全国高校ラグビーフットボール大会県予選は28日、県総合運動公園ラグビー場で開幕し、11月11日までの延べ4日間、17連覇中の国学栃木や佐野日大など7チームが聖地“花園”への出場権を懸けて熱戦を繰り広げる。過去6度の全国出場を誇る佐野は、部員不足のため初めて合同チームとして出場。佐野松桜とタッグを組み、勝利を目指す。

 ナイターに照らし出された佐野高グラウンド。ヘッドギアを着け、楕円(だえん)形のボールを追うラグビー部員は9人。今春以降、勧誘で部員確保に努めてきたナンバー8の3年手塚雅斗(てづかまさと)主将は「自分の代で単独出場が途切れて、すごくへこんだ」。今年は佐野松桜と合わせた計16人の合同チームで挑む。

 佐野は創部66年の名門。緑のユニホームが象徴で、「佐高(さこう)ラグビー部」として一時代を築いた。数多くの名選手を輩出し、同校の石井勝尉(いしいかつのり)監督(53)、佐野日大の藤掛三男(ふじかけみつお)監督(50)らOB4人は日本代表にまで上り詰めた。

 転機となったのが、2008年の中高一貫校化。男子校として1学年約300人いた男子生徒は、男女共学化に少子化の影響も重なり約80人に激減。最盛期に50人以上いた部員もそれに比例し、右肩下がりに減少した。