生徒が模擬会社を本格経営 栃木農業高 受注や外部販売も

 【栃木】栃木農業高農業科の3年生8人が本年度、模擬会社「フローラTOCHINOU」を本格的に経営し、草花の栽培から経営管理、外部販売までを手掛けている。課題研究と総合実習の一環で、生産技術と農業経営についてより実践的な学習に取り組むことが狙い。毎朝、放課後に管理のため欠かさず見回るなど手を掛けて栽培し、26日にはパンジー2千株を出荷した。

 同校はこれまでも授業で栽培した草花を学校祭で販売したり、学外から受注して出荷したりしてきた。模擬会社は、同校全体の受注から出荷までを統括する組織として昨年4月、同科で「草花」を専攻する当時の3年生が設立。準備期間を経て今年4月に8人が引き継ぎ、経営を本格的にスタートした。

 社長を置くほか、生産計画の立案や生産・在庫管理をする「生産部」、学外での植栽やイベント参加を計画し商談する「企画部」、販売計画や販売、受注管理を担う「販売部」など5部門で組織。8人が担当に分かれて取り組んでいる。

 どの学級のどの授業でどんな花を栽培するかから模擬会社で生徒が計画し、栽培した花は季節ごとにホームページで注文を受け出荷する。秋の花は9~10月に注文を受け付け、今月半ばから出荷をスタート。26日は劣化している花を摘む作業を行った後、株をトラックに次々に積み込んだ。