【台風21号】栃木県内、強風で2人けが 小山など218世帯に避難勧告

【台風21号】栃木県内、強風で2人けが 小山など218世帯に避難勧告

 県内は23日早朝、超大型の台風21号が最接近し、激しい雨と風に見舞われた。

 県などによると、22日からの台風の影響で、栃木市では女性(71)が強風にあおられて転倒し鎖骨を折るけがをしたほか、那須町では強風で落下した建物外壁の一部が女性(55)の足に当たり、けがをした。

 避難勧告も発令され、対象は栃木、佐野、小山の3市の計218世帯609人に上った。22日夜、家族で避難所の健康福祉センターを訪れた栃木市、自営業男性(43)は「土砂崩れで家がつぶれたら怖い」と緊張した表情を浮かべていた。

 宇都宮地方気象台によると、降り始めの20日正午から23日午前11時までの総降水量は多い所で、日光市土呂部262ミリ、那須高原225・5ミリ、足利212ミリ、栃木206ミリ。23日午後3時20分現在の72時間降水量は県内19観測地点のうち12地点で、10月の観測史上最大に。最大瞬間風速は那須高原で33メートルを記録した。

 小山市では23日朝、中里、押切に避難勧告が出され、16世帯33人が寒川小に避難した。

 同地区は2015年9月の関東・東北豪雨で浸水被害に遭っているだけに住民の行動も早かった。避難を促すサイレンを聞き家族4人で避難した押切、会社員石上由夫(いしがみよしお)さん(56)は「2年前の豪雨で自宅は床上1メートルの浸水被害に遭った。あの時のことは忘れられない」。50歳代の主婦は「雨が降る度心臓がドキドキする。慌てて来たので家が心配」と話していた。