全国学生書写書道展で最高賞 那須塩原市西那須野中3年の印南さん 公募の部、全国5169点の頂点に 

全国学生書写書道展で最高賞 那須塩原市西那須野中3年の印南さん 公募の部、全国5169点の頂点に 

 第41回全国学生書写書道展(全国書写書道教育振興会主催)の表彰式が9月に行われ、公募の部で那須塩原市西那須野中3年印南遥(いんなみはるか)さんが最高賞の文部科学大臣賞を受賞した。印南さんは「受験勉強であまり時間が取れず、自信もなかったのでうれしい」と喜んでいる。

 同展は幼児から大学生(専門学校生含む)までが対象で、日本の文字文化継承の啓発などを目的に毎年行われている。自宅や教室で書いた作品を応募する公募の部と、指定の会場で決められた文字を制限時間内に書く席書の部がある。今回は公募の部に5169点、席書の部に4073点の応募があった。

 印南さんの作品は「高鳴る鼓動」。那須塩原市内の書道教室で8月に2日間かけて書いた約100枚の中から選んだ。「『鼓』の文字がなかなかうまく書けなくて、何度も書き直した」と振り返る。教室の先生からも細かいアドバイスを受けたという。

 昨年の同展は公募の部で学年優勝杯を受賞。それを上回る文科大臣賞受賞となった。「昨年の受賞作も、その時点では納得の出来だったが、今見ると欠点が分かる。1年間の積み重ねが、今年の作品に表れたのかなと思う」と成長を実感する。

 同校書道部顧問の新江規子(あらえのりこ)教諭は「向上心を欠かさず、文字に向かう姿勢が立派だと思う。共に練習するほかの部員にとっても、刺激になっている」とたたえる。