母校の後輩の質問に答える船田氏(右)と枝野氏=27日午後、衆院第1議員会館

 宇都宮高OBで自民党の船田元(ふなだはじめ)衆院議員(65)と立憲民主党代表の枝野幸男(えだのゆきお)衆院議員(54)が27日、国会見学に訪れた同校2年生35人との意見交換会に参加した。鋭い質問に戸惑いつつも、政界の内情や政治信条などをあけすけに語った。

 生徒の質問に答える形で進行。船田氏は政治家のあるべき姿を「公僕中の公僕。私利私欲があってはならない」と述べ、公募議員の不祥事の多さには「面接や論文で本性を出さない人もいる」と頭を下げた。

 7月に参院定数6増の公選法改正案の本会議採決を棄権したことについて「あの時の判断は正しかったと思っている」と振り返り、在校時は伝統のげたではなくスニーカーを貫いたとして「当時から造反していた」と笑わせた。

 11学年下の枝野氏は政権交代への算段を問われ「受験勉強と違って政治は逆算できない」とし、政界の動きへの迅速な対応を心掛けているとした。内閣官房報償費(機密費)の使い道は「明確な予算計上は難しいが国に必要な支出はある」と、官房長官時代の経験を基に答えた。

 参加した柴田功太郎(しばたこうたろう)さん(16)は「際どい質問も断らずに答えてくれてありがたかったし、ためになった」と感謝していた。

 同校OBの職場を訪問する「首都圏進路研修」の一環。同校同窓会東京支部の協力で毎年実施している。