解体が決まった「いぶきビル」

 【足利】市は20日、通2丁目の「いぶきビル」の土地と建物を取得したと発表した。中央土地区画整理事業の一環で、取得した建物は2019年内に取り壊す。同ビルは市街地の中心地に位置し、長年にわたり市民に親しまれていた。今年9月にテナントとして34年間経営した人気のクレープ店が閉店した際には、市内外から多くの人が訪れ、数時間待ちの行列もできていた。

 市市街地整備課によると、いぶきビルは1969年に建設された。かつては飲食店や商業施設など多くの店舗が入っていた時期もあったが、近年はテナントが減少。2016年11月にビルの所有者側から市に、土地と建物の買い取り依頼があったという。

 建物は区画整理事業の対象区域内で、将来的には移転が必要だった。市はテナントや同ビルと一体構造になっている共同ビルの権利者の理解を得る必要があると回答。18年11月1日、関係者の合意を得たことから、共同ビルの土地や建物とともに取得した。