頂戴人を前に口上を述べる小学生強力=25日午前、日光市七里

 小学生が主役となって山盛り飯を食べるよう責め立てる奇祭「子供強飯(ごうはん)式」が25日、日光市七里の生岡(いきおか)神社で行われ、「一粒(いちりゅう)でも残してはならん」と迫力ある口上が響いた。

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 明治時代から続く伝統芸能行事。かつて同神社は寺院で、日光山輪王寺の僧侶が強飯式を行っていた。その歴史を地域が引き継いで現在の形となった。

 今年の主役を務めたのは日光小5年斎藤匠太朗(さいとうしょうたろう)君(11)、同高橋遥斗(たかはしはると)君(11)の2人。それぞれ強力(ごうりき)と山伏に扮(ふん)して登場。頂戴人に向かって「やい強力、料理を持て」「諸処の名物、寄せてのごちそう75杯、おっ取り上げてのめそう」と声を張り上げた。

 境内に詰め掛けた観衆は、迫真の演技に惜しみない拍手を送った。2人は「半月練習し、だんだんと面白くなった。うまくできた。祭りがずっと続いてほしい」と口をそろえた。