日本自動車連盟(JAF)が実施した信号機のない横断歩道で車が一時停止した割合の調査で、本県が全国最下位だったことを受け、県警は26~28日、県内全域で大規模な広報活動と取り締まりを実施する。3日間を「『止まってくれない!栃木県』からの脱却を目指す日」と設定した。県警交通企画課は「活動を強化することで、多発する歩行者の事故に歯止めをかけたい」としている。

 調査は、信号機のない横断歩道を歩行者が渡る際に車が一時停止するかをJAF職員が調べた。県内で車が止まった割合は0・9%で、全国平均(8・6%)を大きく下回った。

 同課によると、信号機のない横断歩道で車などにはねられた歩行者の事故は2013~17年、158件に上り、10人が亡くなった。死亡事故を分析すると、衝突直前の車の速度は、半数が時速50キロ以上だった。信号機のある横断歩道での事故に比べ、死者の割合が約3倍に上るという。

 県警は「横断歩道のルール」を説明したA4判のチラシ5万枚を作製した。全19署と県警高速隊が3日間、ドライバーや歩行者などに配布して注意を呼び掛ける。県警交通機動隊による全域での取り締まりも集中的に実施する。

 歩行者が横断歩道を渡ろうとした際、横断歩道手前で減速しなかったり、一時停止しなかったりした場合、違反者には交通違反点2点と反則金(普通車は9千円)が科せられる。