嘉右衛門町内の空き家を見て回る参加者ら

 【栃木】地元の建築士や大工らがこのほど、国重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)の嘉右衛門町(かうえもんちょう)の空き家の所有者と借り手をつなぐ「かえもん暮らし実行委員会」を立ち上げた。空き家を改修し商店などとして活用することで、地域の活性化や街並みの維持を図る狙い。23日は見学ツアー「かえもん暮らし発見会」が初めて開かれ、出店場所を探したり検討したりしている県内外の約20人が空き家を見て回った。

 同実行委員会は建物の防災などを研究する国士舘大准教授横内基(よこうちはじめ)さん(41)を中心に、同地区を調査する建築の専門家など計8人で構成。市蔵の街課などと連携し、今年8月から空き家の調査や貸し出しに向けた所有者との交渉を進めてきた。

 重伝建に指定された物件の改修には外観の復元や街並みの統一など、さまざまな規定が設けられている。そこで、専門家が改修や活用を支援することで規定をクリアし、街並みを保存しながら活用できるよう同イベントを企画した。