書簡など約100点が並ぶ企画展=23日午前、さくら市氏家

 キリスト教思想家内村鑑三(うちむらかんぞう)(1861~1930年)と内村に師事したさくら市出身の実業家青木義雄(あおきよしお)(1869~1950年)の交友に焦点を当てた企画展「青木義雄と内村鑑三」(さくら市ミュージアム荒井寛方(あらいかんぽう)記念館主催、下野新聞共催)が23日、さくら市氏家の同館で始まった。12月24日まで。

 Web写真館に別カットの写真

 内村が青木に送った書簡や書など約100点を展示しているほか、新たに見つかった田中正造の書や写真も初公開している。

 青木は狭間田村(現さくら市)に生まれた実業家。内村の思想に共鳴、教友として親交を深めながら物心両面で内村を支えた。内村が青木に宛てた書簡は約400通。信仰や生活上の助言、日光や那須旅行の感想など多岐にわたる。

 正造の書と肖像写真は青木の孫で旧宅に住む大村務(おおむらつとむ)さん(71)が新たに提供した資料の中から見つかった。書は「徳不孤」(「徳のある人は孤立しない」という意味)としたためられ、写真は晩年のもの。

 大村さんは「皆さんの目に触れ、研究者の役に立ってくれれば青木の功績をしのぶことになる」と話している。