「松本哲男 地球画譜」展で作品に見入る大勢の来場者=23日午前、宇都宮美術館

 壮大なスケールと緻密な筆致で自然や遺跡を描き続けた宇都宮市ゆかりの日本画家故松本哲男(まつもとてつお)さん(1943~2012年)を特集する企画展「松本哲男 地球画譜」(宇都宮美術館、下野新聞社主催)が23日、同館で開幕した。

 Web写真館に別カットの写真

 松本さんは佐野市に生まれ、宇都宮大教育学部美術科を卒業した。生涯にわたって徹底した現場主義を貫き、国内外を巡って自然や遺跡を主題とした作品を数多く制作した。

 同展では新収蔵品を中心とした大作12点と創作の軌跡を示す貴重なスケッチブックなど27点の計39点を展示している。迫力ある作品群に多くの来場者が見入っていた。

 開会式には松本さんの妻育子(いくこ)さん(70)も出席した。「企画展に際し(松本の)古いスケッチを改めて見てみて、彼が人生を精いっぱい生きてきたこと、多くの人に助けられてきたことを感じている」などとあいさつした。同展は12月28日まで。