最終戦を7位でゴールし、笑顔を見せる星野さん=10月上旬、ブルガリア

 【日光】所野のスポーツトレーナー星野由香理(ほしのゆかり)さん(33)が山岳マラソン競技の一つ「スカイランニング」の世界シリーズ大会に参戦し、50キロ以上の部門で今年の世界女子ランキング19位に入った。シリーズ参戦とランク入りは日本人女子で初めて。欧州の山岳地帯を走る過酷な4大会に出場。全てでランキングポイントを獲得できる20位以内の成績を残した。星野さんは「世界のトップ20に入れてうれしい」と喜んでいる。

 スカイランニングは標高2千メートル前後の高地で走行タイムを競う。星野さんは50キロ以上の長距離部門を得意としており、昨年のアジア選手権で準優勝するなど国内最高位の実力を誇る。

 世界シリーズには「長距離部門が来年から短距離部門と統合されるため、最後に名前を残したかった。国内初の挑戦でもある」と参戦を決意。県内外のスポンサー企業や競技仲間が海外遠征をサポートした。

 シリーズ8大会のうち、6~10月の4大会に出場。ピレネー山脈で110キロを走ったスペイン大会が最も苦しかったという。累計標高差約4800メートルの70キロ地点付近で「自分の走りができなくなった」。それでも力を振り絞り、19時間6分59秒の13位となった。

 最終戦のブルガリア大会では、夫の公務員晃宏(あきひろ)さん(33)らが応援に駆け付けた中、4大会中最高の7位でゴール。世界ランクを確定させた。大会の合間に男体山の24時間連続登頂にも挑戦する過密日程だったが、「けがをせず、納得できる結果を残せた。家族や支援者のおかげ」と話す。

 シリーズ大会とは別に開かれた9月の世界選手権では19位。世界との実力差を実感した一方、「心身を理想的にコントロールできるようになった」と収穫を口にする。「今後は競技普及と後進育成にも努め、100マイル(約160キロ)を走る山岳マラソンで優勝を目指す」と抱負を語った。