公園の公衆トイレの外壁に手のひらで絵を描く児童ら

 【栃木】公衆トイレの外壁に手のひらで絵を描く「てのひらアート~てのひらでつくる未来への軌跡~」が17日、市内と壬生町内の五つの公園で行われ、参加した地元の小学生ら約70人がコスモスやブドウなどで壁面を彩った。栃木青年会議所(JC)の主催で、地域貢献事業の一環。児童らに郷土愛を育んでもらおうと初めて実施した。同JCのイベント担当中新井悟(なかあらいさとる)さん(38)は「大人になったとき、今日の経験や地域の魅力を次世代に伝えてほしい」と話した。

 子どもたちに普段遊んでいる公園の公衆トイレで絵を描いてもらうことで、地域への関心の向上や公衆トイレのイメージ改善などを図る目的。小さい頃の自分の手のひらを用いて形に残し、郷土愛を次世代につないでもらおうという思いから、同JCが市や市教委などの許可を得てアートイベントを企画した。

 市内4カ所と壬生町内1カ所の各公園で開かれ、各公園10~15人の児童らが参加。藤岡町では渡良瀬遊水地や気球、岩舟町ではコスモスなど、地域にちなんだモチーフをペンキを塗った手のひらで描いた。

 大平町下皆川の下皆川公園では、周辺に住む児童ら10人が紫や緑のペンキで地域の名産品であるブドウを表現。手のひらを大きく広げ、真剣な表情でブドウの葉や実を描いた。絵の完成後には「笑顔の町にしたい」「自然がきれいな町にしたい」と思い思いの言葉も壁面に書き込んだ。

 大平西小5年川田成姫(かわたなるき)さん(11)は「楽しかった。トイレをきれいに使ってほしい」と笑顔で話した。