【鹿沼】御成橋町2丁目でそば店「並木藤」を営む菅沼泰一さん(74)が開発した、そば生地延ばし装置「麺棒機」がこのほど特許登録された。アイデアマンで知られる菅沼さんは、これまでにも特許を取得した「生地練り上げ機」や実用新案登録された「生地切断機」など、さまざまな装置を開発。今回の麺棒機が完成したことで、30年来の夢だったという「そば作り工程の完全機械化」が完了したと喜んでいる。
麺棒機は、本体に設置されている直径10センチ、長さ65センチの黒檀製の麺棒2本を回転させ、その隙間に練り上げた生地を通して延ばす。その際、機械の振動によって麺棒の上の箱から打ち粉が落ちる仕組みになっている。
麺棒の隙間は調節可能で、最初に4センチ、次は3センチと徐々に狭めていき、最後の6回目に1・5ミリを通して作業は完了。菅沼さんによると、従来の麺棒を使っての手作業と比べて時間が約4分の1で済むという。さらに「生地を均等の厚さに延ばせ、粘りがあってのどごしの良いそばができる。手作業で発生する摩擦熱がないので、そばの香りが蒸発しないことも大きい」と説明する。
問い合わせは菅沼さん方電話0289・62・6505。