出流山満願寺での滝行の様子を写真撮影する帝京大の学生

 【栃木】帝京大経済学部地域経済学科の3年生10人が県の大学地域連携プロジェクト支援事業補助金を利用し、市のブランド力向上を目指す「蔵の街 観光情報発信プロジェクト」に取り組んでいる。フィールドワークを実施し、市内の観光資源を発掘しながら世代のニーズに合わせたパンフレット作製と写真共有アプリ「インスタグラム」で発信する。毎月約20件の投稿を目指し、閲覧数を測れる専用アプリで効果も測定する。来年3月に県庁で報告会を行う。

 補助金は県内の大学などで学ぶ学生が地域の課題解決への取り組みを支援する制度。市の魅力が観光客にあまり知られていないと感じた市出身者を含む同学科の学生たちが市を対象にしたプロジェクトの実施を決めた。

 若者には学生が撮影した写真をインスタグラムで継続的に投稿する。学生は3チームに分かれ、月ごとに発信者を変えて投稿。高齢者向けには歴史や名産地好きといった趣向別や、その人の体力に合わせて観光できる複数のカラー版のルートマップを200枚作製し、市に寄贈する。

 プロジェクトは8月から本格的に始まり、これまでに大平町内のブドウ狩りや藤岡町内のサマーフェスタなどを取材し、これまでに30件以上を投稿している。閲覧数を増やすため、♯(ハッシュタグ)に「栃木旅行」「蔵の街」「とち蔵」といった約30個のキーワードを付けるなど工夫を凝らしている。投稿は来年1月まで行う予定。