靴のかかとに貼る「おでかけ安心ステッカー」

 【栃木】認知症で徘徊(はいかい)し行方不明になる人が増える中、市社会福祉協議会大平支所は10月から、徘徊した場合に早期発見するため二つの新規事業に取り組む。徘徊の心配がある人の履物に貼る「おでかけ安心ステッカー」の配布と、行方不明情報をラジオ放送とメールで市民に伝え発見への協力を呼び掛ける「オレンジSOS事業」。住民、企業、関係機関が協力し認知症高齢者らを支えるネットワークを構築する。

 両事業は、同支所が大平地域で2015年度から3カ年で進めている同ネットワーク構築事業の一環。県社会福祉協議会の県地域福祉振興基金(栃の実基金)の助成を受ける。

 ステッカーは、在宅で徘徊の不安のある人を対象に家族らの申請を受け配布する。ステッカーには申請番号を記し、行方不明になった場合、発見の手掛かりの一つとする。申請書には、緊急連絡先などの情報を記入してもらい、地域包括支援センターや警察と共有し連携を図る。

 オレンジSOS事業は、ステッカーの配布を受けた人が徘徊し警察に捜索届が出された場合、警察の地域安全情報メール「ルリちゃん安全メール」を基に、服装や特徴などの徘徊者の情報を市コミュニティーFM(愛称・FMくらら857)で生放送するほか、スマートフォン「FMくらら公式アプリ」で市民に通知。見掛けた際の声掛けや警察への連絡を呼び掛ける。