【栃木】東日本大震災の被災地復興を願い、東陽中の2年生が東北各県の郷土文化を題材にした「折り鶴アート」を制作した。生徒たちが心を込めて折った鶴は約3万羽。福島、宮城、岩手、山形、秋田の5県分を作り、1枚はすでに福島県内のホテルに寄贈した。残る4作品は、18日に栃木市民会館で開かれる「とちぎ市民環境まつり」で展示後、各県に贈りたいとしている。
折り鶴アートは1枚が縦110センチ、横140センチの大きさ。1羽3・5センチほどの色の違う折り鶴を貼り合わせ、モザイクアートのように絵として仕上げた。絵の題材は、なまはげや大漁旗など各県をイメージさせる郷土文化で、一つ一つ手折りされた鶴は1作品に5千〜7千羽使われている。
昨年9月、同校の文化祭のテーマ「挑戦 足を止めるな前を向け 巨大な壁にいざ挑戦」に合わせ、「被災地復興への思いを形にしたい」と2年生162人が制作を始めた。
「折り鶴アートでも表現できるように」とシンプルな題材を選び、各クラスが1県ずつ担当。5県の作品を制作した。立体的に見えるよう濃淡をつけるなど、生徒たちは試行錯誤しながら作業を進めた。総合的な学習の時間を使って約2週間で完成させ、文化祭で展示した。