カスリーン台風など水害の教訓を学んだ記念行事

 【小山】水害発生から70年を迎えたカスリーン台風の教訓を今後に生かそうと、市は16日、下国府塚(しもこうつか)の道の駅思川小山評定館で記念行事を開き、市民ら約250人が講演会や被災者体験談の上映会などを通じて災害への心構えを新たにした。

 県内で352人の死者を出したカスリーン台風。市によると、堤防決壊で寒川や生井のほか隣接の部屋、赤間(旧藤岡町)で死者・行方不明者計36人、浸水家屋1846戸の被害があった。

 記念行事では三橋(みつはし)さゆり国土交通省利根川上流河川事務所長が行政側の取り組みを説明。鷲谷(わしたに)いづみ中央大教授は生物の保全再生と防災・減災を促進させる取り組みの有効性を具体的事例を挙げながら解説した。

 会場にはカスリーン台風の被害状況を撮影したパネルも展示され、参加者は熱心に見詰めていた。