本番に向けて稽古に励む児童たち

 【足利】足利民謡民舞連盟(斎藤眞惠(さいとうしんえ)代表)が市内の小学生に三味線と日本舞踊を教える「民謡民舞親子教室」が、今年で10年目を迎えた。1~6年生11人が稽古に励んでおり、15日に市民プラザで開かれる市民文化祭「民謡・民舞のつどい」で演奏と踊りを披露する。連盟事務局の飯島秀雄(いいじまひでお)さん(73)は「毎年継続して参加してくれる子どもたちがいたから続けられた」と喜ぶ一方、「新規の参加者を増やしたい」と課題も挙げている。

 連盟は市内の愛好者らで組織し、地元の民謡の調査や普及などに取り組んでいる。親子教室は2008年から文化庁の委嘱事業として始まった。

 親子教室の初回は参加児童4人でスタートし、10年で計60人以上が学んできた。参加者はチラシを各小学校に配布して公募しているが、新規の参加児童は例年5人前後という。

 連盟の高齢化も進み、10年前は15団体、約200人だった会員数が、現在は6団体、約70人に減少。飯島さんは「このままだと伝統文化が消滅してしまう」と警鐘を鳴らし、後継者不足の解消を模索している。

 今年も児童たちは6月からの毎週土曜日、八幡町1丁目自治会館で稽古を重ねてきた。15日午前10時から開かれる市民文化祭では「黒田節」などを披露する。