126キロの速球を武器に、愛知ディオーネ入団を決めた笹沼

 矢板市出身で平成国際大4年笹沼菜奈(ささぬまなな)投手(21)の日本女子プロ野球リーグ「愛知ディオーネ」入団が7日までに決まった。武器の左腕から放たれる126キロのストレートは女子硬式野球最速を誇り、即戦力としての期待がかかる。「男子とは違う女子野球の魅力を発信し、認知を広げたい。プロで実力が認められてこそなので『女子野球の左腕と言えば笹沼』と言ってもらえるように活躍する」と闘志を燃やす。

 同リーグは2010年に開幕した。愛知、埼玉、京都の3球団が年間約80試合を行い女王の座を争う。ディオーネは年間優勝3度の強豪チームで、太田(おおた)あゆみ内野手=芳賀中出=も所属している。

 小学3年から「ただ単純に野球が好きだった」という笹沼。中学に進むと、共に野球を楽しんでいた女子の仲間はソフトボールなどを選んだ。野球を続けるか悩む中、女子プロ野球が発足。「プロに入りたい」。目標ができたことで、男子に交ざって投手としての腕を磨いた。

 プロへのステップとして女子野球ができる県外の高校・大学へ進学。自慢の快速球で高校、大学ともに日本一に輝いた。プロ選手の指導を受けてフォームを改善し、いまでは最速126キロと球速をさらに5キロ伸ばした。

 大学3年時の16年、韓国W杯に侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」として出場。インド戦では抑え、チャイニーズ・タイペイ戦では先発登板し、どちらも無失点に抑え日本の優勝に貢献した。