【大田原】地域の交通事故防止に長年貢献したとして、大田原地区安全運転管理者協議会会長で会社社長の坂上文男さん(82)山の手1丁目が、警察庁長官などから贈られる交通栄誉章「緑十字金章」を受章した。大田原交通安全協会(前島恒夫会長)も「優良交通安全協会」となり、市内の個人、団体同時に栄誉に輝いた。大田原署管内で交通死者ゼロが400日以上続く中での快挙に、関係者は三重の喜びに沸いている。
緑十字金章は交通安全功労者と優良安全運転管理者に贈られる最高の栄誉。同管理者としての受章は、市内で46年ぶりだという。
坂上さんは1966年、大田原安管協の発足時から会員を務め、20年前に協議会会長に就任。
活動の背景には、38年前に起きた自身の事故の記憶も大きい。一時停止を無視し飛び出してきた車に衝突され、1カ月入院する重傷を負った。「被害者も加害者も大きな苦痛を受ける事故に、誰も遭ってほしくない」。
大田原署管内は昨年、57年ぶりに死者ゼロを達成。坂上さんは「関係機関と協力しながら、今後も事故防止に努めていきたい」と意欲を燃やしている。
大田原安協は「優良交通安全協会」となったのは初めて。前島会長は「街頭活動など長年の運動が評価され大変うれしい」と話し、10支部単位での啓発活動などを積極的に展開していく考えだ。