表彰状を手にする平井さん(右)と秋沢さん

 【日光】安川町のホテル「日光千姫物語」総料理長で日本総合調理師会副会長平井裕之(ひらいひろゆき)さん(50)が、日本料理のプロ調理師が日頃磨いた腕前を競う「第37回日本料理全国大会」で最高賞の一つである農林水産大臣賞に輝いた。本県調理師の大臣賞受賞は「ここ10年なかった」(主催者)という快挙となった。同ホテル和食料理長秋沢義則(あきざわよしのり)さん(41)も入賞した。

 大会は日本料理の「美と技」の祭典として公益社団法人「日本全職業調理士協会」が主催し、9月27日に東京都内で開かれた。得意料理で勝負する「自由出展」、若手対象の「技能コンクール」、「郷土料理」の3部門に、全国の著名ホテルなど第一線で活躍する調理師121人が出場した。

 平井さんは「腕をさらに磨きたい」と、58人が出場した自由出展部門に初挑戦。初秋をイメージした創作料理「秋の日月」を出展した。湯波や県産野菜、和牛を盛り込んだ前菜、焼き物など10種類の献立で、繊細な味覚を「視覚でも楽しめる」よう工夫した。

 審査では、日本料理の流派「四条流」準師範でもある平井さんの技術や食材の多様な活用が評価され、四つの大臣賞の一つに選ばれた。

 技能コンクール部門に出場した秋沢さんは、前菜など3種類の料理「秋の宴」を出展。季節に合った色彩を工夫し、「日本リゾートクラブ協会賞」に選出された。