東武鉄道が51年ぶりに運行を再開させ、日光市の東武鬼怒川線下今市-鬼怒川温泉間を往復している蒸気機関車(SL)「大樹(たいじゅ)」にボイラーやブレーキ関係の不具合が見つかり、9月30日と10月1日の両日を運休したことが、2日分かった。運休は8月10日に営業運行を始めて以来初めてで、大樹の代わりにディーゼル機関車が客車を引いて代走した。

 同鉄道によると、運行前日の29日夕、2日ごとに行う検査で、ボイラーの空炊きを防止する安全装置の故障が判明し、部品を交換するなどして修理。その後、確認作業をしていた30日夕にブレーキ関連の空気圧縮機に不具合が見つかった。

 大樹は2日間の計6往復を運休。乗客には座席指定券を払い戻した。同鉄道は「(次回の)7日の運転までの修理完了を目指す」として、3連休初日となる7日に向けて修理作業を急いでいる。