修理を終え、宝物殿で公開される風神像(左)と雷神像(日光山輪王寺提供)

 徳川3代将軍家光の霊廟(れいびょう)である日光市山内の日光山輪王寺・国宝「大猷院(たいゆういん)」の二天門に安置されていた「風神像」「雷神像」の約50年ぶりとなる修理が完了し、1日から輪王寺宝物殿で公開される。2体はかつて日光東照宮・国宝「陽明門」の守護像として祭られた貴重な木像で、建立当初の姿を色濃く残すため今回の修理を契機に室内で管理されることになった。

 2体の像高は風神像が約117センチ、雷神像は約114センチ。台座を含めるとそれぞれ2メートルを超える。輪王寺によると、作者は明らかになっていないが、制作年代は陽明門などが造営された1636年の「寛永の大造替」の時期とみられる。

 江戸時代は陽明門に祭られていたが、明治の神仏分離で大猷院の二天門に移された。

 風神・雷神像は宝物殿内のガラスケースに安置して1日から公開。二天像は来春の二天門の修理完了を待ち、元の場所に戻してお披露目するという。