初霜が付いた赤色のハクサンフウロなどの下草=29日午前6時15分、日光市中宮祠

 県内は29日、各地でこの秋一番の冷え込みとなり、奥日光の戦場ケ原(標高1394メートル)では初霜と初氷が同時に観測された。昨年より1日早い。

 戦場ケ原で気象観測を続ける物産店経営鶴巻正男(つるまきまさお)さん(68)によると、前夜の気温は10度以上だったが、未明から冷え込み午前6時に氷点下3度となった。

 赤く染まったハクサンフウロやミヤコザサなどの下草は霜で薄化粧し、水を張った観測用バケツには厚さ0・5ミリほどの氷ができた。早朝から奥日光を訪れた観光客らは秋本番の景色に見入っていた。

 鶴巻さんは「今夏は長雨に見舞われ天候不順だったが、台風による落葉が少ない。冷え込みが続けば紅葉も進み、竜頭の滝の上部は来週末あたりに見頃となるのでは」と話している。