【日光】雪深い奥鬼怒で、冬に積もった雪を活用した「夏の雪まつり」に向けての準備が着々と進められている。今月半ばから雪を集め始め、手白沢など2カ所に大量に確保。28日には夏の本番で来場者に試飲してもらう地酒を雪中に埋めて貯蔵する「雪がこい」も行われた。7月には地元川俣のほか日光、鬼怒川地区でかまくらなどがお目見えする予定で、観光客らを喜ばせそうだ。
奥鬼怒・川俣温泉旅館組合は昨年、夏の雪まつりを観光の目玉にしようと考え、耐熱保温シートをかけて試験的に雪を保存。夏には4分の1程度に減ったが、大量に確保すればイベントに活用可能と分かった。
そこで今年は重機やダンプを使い十分な雪を蓄積。イベント自体を日光観光圏整備事業の中に位置付け、市など4者が4月から展開する大型キャンペーンにも盛り込んだ。
計画では7月に3日間、川俣の特設会場で開き、滑り台や雪上スイカ割りなどで夏の雪遊びを楽しんでもらう。日光、鬼怒川温泉両駅前でも運んだ雪でかまくらを作り1日ずつ行う。雪は当日の朝、トラックで運ぶ。
酒の雪がこいは集めた雪に重機とスコップで穴を掘って行った。夏まで雪中貯蔵し、各会場で試飲してもらう。日光、鬼怒川会場では天然氷のかき氷を販売するほか、抽選会なども計画している。
日光地区観光協会連合会は「夏に雪を楽しんでもらうことで、冬季イベントへの誘客にもつなげられれば」と成果を期待している。