山あげ行事の準備を体験する烏山高生ら

 【那須烏山】烏山高は30日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の「烏山の山あげ行事」の醍醐味(だいごみ)や課題、地域への理解を深める「山あげ体験学習」を金井1丁目の旧烏山女子高グラウンドで行った。

 烏山高は本年度から、地域社会で活躍する人材育成などを目指す地域学習「烏山学」を開始。山あげ体験学習はその一環で、1年生約150人が参加した。

 山あげ行事を輪番制で行う全6町の若衆ら約40人が協力。烏山山あげ保存会の島崎利雄(しまざきとしお)会長は「私たちには山あげ行事をしっかり保存し、次世代に引き継ぐ責任がある。特に若い皆さんに理解してもらうことが大切だ」とあいさつした。

 秋晴れの下、生徒らは6班に分かれ、若衆の指導を受けながら野外歌舞伎の舞台の設営や背景となる「波」「館」の組み立てなどを体験。高さ約10メートルの中山の立ち上げにも挑戦し、成功すると歓声が起こった。