放射性物質汚染対処特措法に基づく「汚染状況重点調査地域」指定を受け、除染計画を策定中の那須町は21日までに、汚染土壌の仮置き場を町有地内に確保する方針を固めた。3月中にも地元住民に説明する考え。同指定を受けた県内8市町の中で、仮置き場の確保に向け具体的進展があったのは初めて。
同町は具体的な予定地を明らかにしていないが、広さは数ヘクタール規模となる見通し。これまで行った町内小中学校などの校庭表土除去の際に埋設方式で現場保管している表土計5千立方メートル超に加え、今後の除染作業で出る汚染土壌などを保管する。
方法は地下保管、地上保管の両面から検討。同町放射能対策室は「仮置き場は最低1カ所ないと除染が進まない。できれば複数確保したい」とする。
また同町は具体的な除染方法のメニュー選定をほぼ完了。道路は側溝汚泥除去、農地は地下土壌と表土の入れ替え(反転耕)、森林は居住空間との境界から20メートルまでの枝の伐採などを想定し、今後国と最終調整する。一般家庭については屋根の高圧洗浄、庭の表土除去といった方法が現時点で国の補助対象から外れる見通しのため、除草や壁の拭き取りなどを取り入れる考え。