![]() |
|
那須
<合併は今 県内町長に聞く>那須・佐藤正洋町長(67)住民の意思が最も大切 財政主導では満たされぬ(2009年6月29日 05:00)
−7年前の町長就任時は合併に前向きだったが、結果として自立の道を選んだ経緯は。 「まず基本的視点として住民の意思が最も大切。合併とは合理化、簡素化、節約。方法であり目的ではない。その上で、お付き合いのある北那須旧7市町村が良いと考えていた。だが当時できていた1市3町という組み合わせは、アンケートでも町民の反対が明確だった。従って長としてノーと言い、当面自立との結論を出した」 −当時の判断を今、どう評価するか。 「町民の意思を尊重した判断は間違いではなかった。私に対するお世辞ではなく、合併しなくて良かったという声がほとんど。理由として、合併した市の住民から『何も良いことはない』との声が届いていることがある」 −平成の大合併をどう見ているか。 「財政支援で豊かになると思ったが借金が増えたとか、田舎は不便になったとか、功罪の罪の面をよく聞く。財政の視点だけで進めた結果ではないか。住民の主体的意思や地域のきずな、文化や伝統を度外視した結果だと私は分析している」 −財政面では不安はないのか。 「7年間で民活導入や組織見直し、職員を約100人減らすなど行財政改革に取り組んだ。公債残高は減少傾向にあり、基金積み立ては増えている。政策の選択をすれば、健全な財政運営ができるという自信を深めている。歳入の6割が固定資産税と、景気に左右されない安定財源があるのも強みだ」 −住環境や交通の便に恵まれ、高齢者の移住が増える中でのまちづくりの在り方は。 「喜んで住んでもらえるなら高齢者は大歓迎。知識や経験が豊富な方を公募で町の『知恵袋』とする施策を考えている。一方で旧小学校単位の18の地域づくり委員会では、情報公開しながら行政への要望を出してもらう。町民が納得ずくでやれば、まさに協働のまちづくりができる。定住自立圏構想も課題で、自治権を残した形での広域事務連合はいい。地域の魅力を残し活性化するのが一番いい」 −今後の合併論議をどうみるか。 「全否定はしないが、当面その環境は生まれないだろう。道州制などの動きの中で、住民と一緒に判断していくのが自然。今回のような財政目的では住民の心は満たされない」 (終わり) [写真説明]町民の意思を尊重した判断は間違っていなかった」と語る佐藤町長 その他のニュース
|
[那須]
![]() ![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
「下野新聞ホームページ SOON」に掲載の記事・写真・動画など無断転載を禁じます。著作権は下野新聞社またはその情報提供者に属します。
Copyright Shimotsuke Shimbun. |