里山の木々も色づき、八溝地域を流れる那珂川で、モクズガニが捕れる季節を迎えた。

 モクズガニは、はさみと足に藻くずのような毛が付いているのが特徴。漁は産卵のため下流へ向かうカニを川辺に仕掛けた「うけ」で誘い込み捕獲する。カニみそが美味で、地元では吸い物や鍋の具材などで食される。

 漁歴約30年の那珂川町松野、横山武夫(よこやまたけお)さん(88)は9日、漁仲間の同所、桑原信(くわはらしん)さん(71)とうけを設置。10日は体長約30センチのモクズガニ7匹を捕獲した。横山さんは「今年は那珂川の水が多くカニもアユも豊漁。まだまだ現役です」と笑顔を見せた。

 漁は今月まで続き、八溝地域は本格的な冬を迎える。