イノシシ肉専用のタレを商品化した佐藤さん(右)と塩沢社長

 【那珂川】町特産品の野生イノシシ肉「八溝ししまる」をおいしく味わってもらおうと、イノシシ肉専用の焼き肉のタレが開発された。町地域おこし協力隊員の佐藤豊彦(さとうとよひこ)さん(52)のアイデアを基に、大山田下郷の調味料製造会社「関東ユウキ食品工業」が商品化。ユズの風味を生かしたさっぱりした味わいが特徴だ。手軽な料理法の焼き肉が食べやすくなることで、関係者は「家庭などでのイノシシ肉の消費拡大につながるといい」と期待している。

 佐藤さんは2016年4月から、同隊員として八溝ししまるの販売拡大などに従事。飲食店などに売り込んだ際に焼き肉のタレを望む声を多く聞いたが、市販品は牛肉用に作られていることが多く、「味の特徴が違うイノシシ肉には合わないと感じた」という。

 関係者に相談したところ、同社の塩沢雄二(しおざわゆうじ)社長(62)を紹介され、16年夏ごろから開発に着手。イノシシ肉の滋味を生かしつつ臭みを感じさせないため、試行錯誤した。

 (問)御前岩物産センター0287・93・0680。