文部科学大臣表彰を受けた外山喜雄さん(左)と妻の恵子さん

 【宇都宮】日本を代表するジャズトランペット奏者で子ども時代を市内で過ごした外山喜雄(とやまよしお)さん(73)=千葉県浦安市=は、音楽活動や音楽を通じた国際交流への貢献が評価され、文部科学大臣表彰を受けた。妻の恵子(けいこ)さん(73)と共に米国の子どもたちに楽器などを贈る活動をしてきた外山さんは、「楽器を手にした子どもたちの楽しそうな姿が目に浮かぶ。成果を認めてもらえた」と喜んでいる。

 外山さんはジャズの原点であるニューオーリンズジャズの国内第一人者。ジャズの王様ルイ・アームストロングに心酔し、「日本のサッチモ(ルイ・アームストロングの愛称)」といわれるほど影響を受けた。

 外山さんにとって宇都宮市は幼稚園や小中学校に通った「第二の故郷」。市内で開かれるミヤジャズインに毎年出演している。

 1968年、大学時代に出会ったピアノ、バンジョー奏者の妻恵子さんと米国ニューオーリンズへ。約5年間滞在した。帰国後、「銃に代えて楽器を」を合言葉に、ニューオーリンズの子どもたちに楽器などを贈る活動を始めた。ハリケーン「カトリーナ」の被災時は復興支援のコンサートも開いた。

 東日本大震災の際は「恩返しがしたい」との米国の友人たちの声を被災地に届け、米国から宮城県へ楽器が渡る活動を支援。その後、日米の子どもたちも相互訪問し交流を深めた。