年代が特定された女体山の閃緑岩(左)とはんれい岩

 県立博物館や信州大などの共同研究グループは11日までに、那珂川町の女体山(標高409メートル)を構成する火成岩の生まれた年代を初めて特定した。閃緑(せんりょく)岩が約1億800万年前、はんれい岩が約1億600万年前で、ともに恐竜が生息していた時代。同館の河野重範(かわのしげのり)学芸員は「岩石の年代が明確となり、八溝山地の生い立ちの一部も分かった」としている。岩石は12日から2月25日まで同館に展示される。

 女体山は閃緑岩とはんれい岩が広範囲にわたって露出していることから、2015~16年に調査。「ウラン・鉛年代測定法」によって、閃緑岩の砂粒26個、はんれい岩の砂粒6個を精査した。閃緑岩には、原始的な単細胞生物しか存在しなかったとみられる21億年7千万年前の砂粒も含まれていた。