宇都宮市冒険活動センターで行われた冒険活動教室に参加した国本中の生徒が腹痛、発熱などの症状を訴えた問題で、同市は17日、同センターのレストランが提供した食事を原因とする食中毒と断定したと発表した。市保健所によると、原因菌はエシェリキア・アルベルティイで、同菌が原因の食中毒は県内で初めて。

 同菌は2003年に新種発表された大腸菌に近い菌種。鳥や猫などのほか食品は鶏肉などから検出され、国内で食中毒8例が報告されている。多くは軽症で手洗いや調理器具の消毒、食材の加熱など一般的な食中毒対策で予防できる。

 市保健所は同レストランを営業する「イートランド」(同市篠井町)を17日から3日間の営業停止処分とした。レストランは12日昼から営業を自粛、センターも13日から休止している。

 発症者は12日の公表時から47人増え計137人。内訳は同センターに9~11日に宿泊した国本中1年生93人と教職員3人、11~12日に宿泊した緑が丘小5年生26人と教職員1人、同日程で宿泊した陽光小5年生14人。重症者はなく、全員快方に向かっているという。

 発症者23人のうち6人と、レストラン従事者11人のうち1人の便から同菌を検出。10日朝・夕食で出されたウインナーや筑前煮、春雨サラダ、焼きそば、肉じゃが、南蛮漬けなどの残品からも検出されたが原因食材は特定されていない。

 市は安全衛生管理の徹底を図り同センターは25日の営業再開を予定している。