展示会の飾り付けを準備する園児たち

 【真岡】久下田の「にのみや認定こども園」(上野和彦(うえのかずひこ)園長)は、子どもが能動的に学ぶ「アクティブ・ラーニング(AL)」の考え方を取り入れた幼児教育に注力し10年目を迎えた。園では、子どもたちが、自由に活動を選択するなどし、主体性や課題解決力などを育んでいる。取り組みは全国の幼保園として初めて、教員らでALの手法を共有する会員制情報サイト「Find!アクティブラーナー」に紹介された。

 「先生が子どもを見守り、子ども自身の力で行動させることで考える力が身につく」と話す上野さんは、2008年の園長就任以降、園の方針を転換し研究を重ねてきた。

 「選択制保育」などを掲げ、教室内に「つみき」「えほん」などのコーナーを設置することで、園児が興味を持った活動を自由に選んで取り組めるような環境を整備。年齢の枠を超えて活動する園児たちが、話し合いなどを通じて物事を判断するよう促している。

 一方、先生は助言役に徹している。その結果、先生が卒園式が近づいて来たことを告げただけで、園児たちは「式の練習をしよう」と主体的に椅子を並べ始めたこともあったという。