避難所の課題を協議する生徒

 【真岡】2017~18年度、県の人権教育研究学校に指定されている真岡工業高では、「防災」の観点を取り入れた人権研究に取り組んでいる。18年度には全4学科の生徒がそれぞれの専門性を生かし、「災害時における人権に配慮できる環境整備」として避難所などで活用できる製品を製作予定。工業校ならではの研究を進める。

 同校では2011年の東日本大震災で、実習棟や体育館など4カ所が損傷。約3カ月間、立ち入り禁止になるなど授業にも大きな支障が出た。

 震災以降、市から災害時の緊急避難場所に指定されたこともあり、同校では「防災教育」に注力。生徒が体育館に泊まりがけで避難所生活を体験する防災キャンプなども実施してきた。さらにこうした取り組みを人権と絡め充実させようと、研究学校の指定事業に手を挙げた。

 本年度は災害時、自力での避難が難しく支援を要する「災害弱者」への理解を深めようと身体障害者らの思いを聞く講演会も開催。機械科、生産機械科、電子科、建設科の生徒が避難所の現状や災害弱者への対応事例を学び、18年度に避難所で災害弱者を補助できるような製品作りに取り組むことにした。