閉校になる山前南小最後の運動会で、校庭をはだしでかける子どもたち

 【真岡】毎年夏を中心に、子どもたちが原則はだしで過ごす山前南小の「はだしの生活」は、このほど開かれた秋の運動会で終止符が打たれた。30年以上続いてきた伝統は、来春の学校統合に伴いなくなる。はだしに親しみ地域の誇りとして育んだ親子2代も多く「寂しい」との声が上がった。

 「はだしの教育」は、同校開校4年目の1984年、土踏まずを形成し足を鍛える狙いで始まったという。例年5月の大型連休明けから9月の運動会まで、大半の児童が校庭でははだし、屋内ははだしにビーチサンダルで活動してきた。

 子どもにけがをさせないようにと、PTAは念入りに草刈りなどに当たり、細島洋明(ほそしまひろあき)会長(46)は「そこから一体感も生まれた」と説明する。

 児童約80人が参加した今年の運動会スローガンは「はだしでかける最後の日 力を合わせがんばろう」。ソーラン節や借り物競争、徒競走など約20種目に取り組み、地面を踏み締めた。

 鈴木伸治(すずきしんじ)校長(58)は元気いっぱいの児童の姿に目を細めつつ「はだしのおかげか、他校より病欠が少ない気がする」と話す。