25日投開票の大田原市長選と壬生、那須両町長選を皮切りに、4月にかけて6市町長選と8市町議選(補選含む)が行われ、県内は「ミニ統一地方選」の様相を呈している。特に日光市長選は4人が立候補を表明するなど大激戦が予想される。栃木市長選、那須町長選はいずれも保守分裂の一騎打ちとなる公算が大きい。来春の県議選を占う前哨戦ともなるだけに、各選挙の情勢と結果が注目される。

【首長選】

 日光市長選は現職の斎藤文夫(さいとうふみお)氏(74)が後継指名をせず、今期限りでの引退を表明。これを受け元市議の会社員大嶋一生(おおしまかずお)氏(53)、元市議会議長斎藤敏夫(さいとうとしお)氏(67)、薬剤師の会社社長長谷川敬(はせがわひろし)氏(49)、前副市長阿部哲夫(あべてつお)氏(68)が立候補の意向を示している。4氏の争いになれば日光市長選で初めてとなり、激戦が予想される。

 いずれも無所属での出馬。2度目の挑戦となる大嶋氏は自民党県議阿部博美(あべひろみ)氏(57)が支援。斎藤敏氏は、農業関係団体などに支持を広げる。長谷川氏は民進党の衆院議員福田昭夫(ふくだあきお)氏(69)や県議平木(ひらき)チサ子(こ)氏(65)の後援会がそれぞれ推薦。阿部氏は自民党県連の推薦を受けた。

 栃木市長選は、3選を目指す現職の鈴木俊美(すずきとしみ)氏(67)と、新人で前市議の大川秀子(おおかわひでこ)氏(70)がそれぞれ無所属で立候補を表明している。元県議の団体役員琴寄昌男(ことよりまさお)氏(56)がいったん立候補を表明したが、昨年12月に断念して大川氏支援に回ったため、鈴木、大川両氏による一騎打ちとなることが確実とみられる。

 那須町長選は、3選を目指し立候補を表明していた現職の高久勝(たかくまさる)氏(62)が今年2月7日に急きょ、体調面から出馬を断念。1月末に立候補表明した元町議会議長で会社役員平山幸宏(ひらやまゆきひろ)氏(55)と、高久氏の後継として2月半ばに出馬表明した前町議会議長で農業大島光行(おおしまみつゆき)氏(64)の新人2人による戦いの構図となった。

 また同22日の立候補予定者説明会には2氏に加え、新たに2陣営が出席。立候補の態度は明らかにしていない。

 大田原市長選は3期目を目指す現職の津久井富雄(つくいとみお)氏(67)が昨年3月、新人で農業本沢捷治(もとざわかつじ)氏(73)が今年2月上旬にそれぞれ立候補を表明した。両氏による選挙戦となることは確実だ。津久井氏後援会は保守系を広く網羅し盤石の態勢で1月下旬、総決起大会を開いた。

 益子町長選は、4選を目指す現職の大塚朋之(おおつかともゆき)氏(52)と町議の長岡景介(ながおかけいすけ)氏(52)がともに無所属での立候補を表明しており、前回町長選と同じ顔ぶれの一騎打ちとなる公算が大きい。

 壬生町長選は、現職の小菅一弥(こすげかずや)氏(56)が昨年12月14日に開かれた後援会拡大役員会で3選出馬を表明している。今年2月23日に行われた立候補予定者説明会に出席したのは小菅陣営だけで、前回に続いて無投票となる可能性が高い。