節目を迎える陶器市。時代の流れ合わせた「100メガネ」などSNSと連動した企画も多彩だ=10月下旬、道の駅ましこ

 100回目を迎える「益子の陶器市」。焼き物を核に里山へ溶け込み独特の形で進化するイベントは、近年、雑貨やソウルフードの店も出店し、地元に「日本の手仕事市とも言える」との声も聞こえるようになった。若者の来場者も増え、会員制交流サイト(SNS)でも浸透、その姿が変わりつつある。実行委員会はフェイスブックページ「陶器市スタヂオ」を初めて設け、陶器市の楽しみ方なども発信している。

 半世紀前、焼き物の販売拡大を目的に始まった陶器市。町によると、益子焼の総販売額はピーク時(1998年)の3分の1になる一方で、来場者数は過去最高の水準が続いている。

 全国的に「手仕事ブーム」と言われる。500余りのテントが並ぶ陶器市では近年、焼き物以外に日常で使う机、いすなどの木工、服などの布、バッグなどの革といった手仕事作家の作品も目立つようになった。

 一方でSNSも陶器市の変化を後押しする。厚みがありずっしりとしたイメージの益子焼だが、若手作家がかわいらしい絵を付けたり、薄く仕上げたりした焼き物をSNSで発信。それらを求める人が、初日早朝から列をなす光景も見られるようになった。

 陶器市スタヂオを設けた実行委は、リアルタイム、双方向による情報拡散を狙う。