「益子の水藍物語」が行われる西明寺地区の里山に広がる棚田跡

 【益子】高館山の麓に広がる西明寺地区の里山にある棚田跡などで今月から、藍の苗を植え生葉染めを体験するイベント「益子の水藍(みずあい)物語」が行われる。

 周辺環境を整備する地元住民らの「西明寺コウホネ田んぼの会」が、里山や藍の良さを知ってもらおうと主催。百目鬼川の水源域である会場近くの水路は約50年前まで、希少野生水草コウホネが自生していた経緯から、「コウホネ田んぼ」と呼ばれる。

 城内坂の日下田藍染工房との関わりから町内などで藍を栽培する矢板市安沢、農業松由拓大(まつよしたくひろ)さん(41)が、西明寺地区で農業に従事する山崎喜生(やまざきよしお)さん(39)=益子=らと手を携えイベントを運営する。

 松由さんは「藍は染め物だけでなく、食べられもして、さまざまなことに使える。魅力を知ってほしい」。山崎さんは里山の棚田跡について「いるだけで心地がいい場所」と話す。