阿野全成とその従者の墓との言い伝えがある五輪塔が立つ上大羽の「大六天の森」

 【益子】町は本年度から、地域の隠れた史跡や風習、食文化などに焦点を当てた「ましこ世間遺産」の認定事業に乗り出す。20日から自治会や育成会など町内団体の申請を受け付け、今夏にも第1号が誕生する見込み。認定されると、町から環境整備費の一部助成を受けられる。地域資源の掘り起こしや、町内外に魅力を発信して住民同士や外部との交流を図るのが狙いで、町は世間遺産を結んだ周遊ルートをつくるなどしてPRする方針。

 地域の資源について、町は「当たり前すぎて見過ごされているもあるのでは」と指摘。世間遺産の基準として(1)将来にわたり守り伝えてきたいもの(2)地域で愛され継承されてきたもの(3)住民に認知され地域を象徴するもの-を挙げる。国、県指定文化財は除き、外部から見えることも条件。

 本年度上期分は20日~7月20日に募り、住民や町文化財審議委員らでつくる「ましこ検定・世間遺産実行委員会」が審査。8月ごろ認定する予定。下期分として12、1月にも募集する。