益子町は2日、文化庁が歴史的建造物や伝統芸能などの有形・無形文化財を地域やテーマごとにパッケージで認定する「日本遺産」に申請した。策定が義務付けられている文化財の価値を語る「ストーリー」は、「手作りの生活文化が花開く 民藝(みんげい)運動の聖地 ましこ」とした。認定の可否は4月に発表される見通し。

 柱となるストーリーは、現在も城内坂などで体験できる益子焼をはじめとした陶芸や染め物などの「手作りの生活文化」を中心に置き、それらが発展する基礎となった陶芸家濱田庄司(はまだしょうじ)らによる民芸運動や、先人たちが築いた伝統を守っていこうとする町の風土などが語られている。

 同遺産への申請について町は、2016年度から始めた「新ましこ未来計画」に明記。同じく申請時に策定が義務付けられ、町内文化財の保存・活用方針を示す「歴史文化基本構想」は、15年に策定委員会を立ち上げて検討を開始。今年1月下旬に完了した。